電子契約システム導入で
グループ全体の業務効率化に寄与
メーカー2社でIT部門と研究部門でアプリケーション開発やデータ解析、開発マネジメントなどを経験。特にデータ解析に興味があり、データイサイエンスの研究にも携わっていました。転職を考えた理由は、より上流のIT企画やプロジェクトマネジメントにチャレンジしたいという思いがあったからです。
転職先として三菱地所を選んだ理由のひとつは、事業が幅広く、自身の経験の幅を広げられる点に魅力を感じたから。そして、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)といったエリアにアセットを持ち、「リアル×デジタル」で新しい価値を生み出せそうなこと。さらに、三菱地所グループ社員の革新的な働き方への貢献のためにIT・デジタル技術を活用できそうなこと、攻めのIT経営銘柄2019・DX銘柄2020にも選ばれ、IT・DXへの投資に積極的な姿勢が感じられた点にも魅かれました。
入社して初めてのプロジェクトは、コロナ禍の中、押印のための出社をなくすための電子契約システムの導入でした。製品の選定から携わり、まず部分的に導入した後、三菱地所全社に広げていきました。グループ会社にも展開を進めています。

大きな裁量と高い視座で
プロジェクトをリード
出社とリモートワークを組み合わせたハイブリッドな働き方が定着する中で、手がけたのがコミュニケーション基盤を整備するプロジェクトです。チャットツールやビデオ会議、コンテンツ管理などのクラウドサービスをまず三菱地所に導入。現在、新機能を提供しながら、グループ会社にも展開しています。スムーズに使ってもらえるよう、ツールの使い方を発信する社内イベントをベンダーと協力して企画。「こういう使い方があるとは知らなかった!」といった感想も寄せられ、非常に好評だったため、これまで4回開催することができました。
こうしたプロジェクトを通じて感じているやりがいは、大きな裁量をもってプロジェクトをリードできること。そもそもの転職の理由であった「上流からプロジェクトをハンドリングしたい」という希望を、期待以上のレベルで叶えることができました。システム開発の視点だけでなく、グループ各社の事業や経営、グループ統制といった高い視座でプロジェクトに取り組む経験も、自身の成長につながっていると思います。
部署を超えて連携できる
フラットな社風
前職では内製がメインだったため、サービス導入に携わったのは初めてでした。転職後、経験したことの中には、こうした初めての挑戦も多いのですが、色々な知見を持った先輩・上司にチャットなどで気軽に質問・相談できる風通しの良さがあるため、安心してチャレンジできました。グループITマネジメントユニットには独自の能力開発のフレームワークもあり、スキルアップやキャリア形成のためのサポート体制も充実しています。
入社前のイメージと、良い意味でギャップを感じたのが、様々なクラウドサービスを使用できること。SaaS、PaaS、IaaSなど、業務をスムーズに進めるために積極的に導入しています。また、フラットな社風にも良いギャップを感じました。「縦割りなんだろうな」「上下関係に厳しそう」なんて勝手に思っていたのですが、実際には部署を横断した連携・協業もスムーズ。DX推進部には、さまざまなバックグラウンドを持つ中途入社組が多いこともあり、年齢・社歴を意識することなくコミュニケーションできます。役員も身近な存在。仕事のしやすさを実感しています。