IT/OT両面にセキュリティで
経験を発揮できる
メーカー系SIerで5年間SEを務めた後、事業会社で企画フェーズに携わりたいという思いから製鉄メーカーの社内SEに転職。ここでIPA(情報処理推進機構)の「中核人材育成プログラム」に参加し、サイバーセキュリティ人材としての技術スキルからマネジメントスキルまで幅広く学ぶ機会を得ました。
その後、グループ全体のセキュリティ担当となりましたが、更なる活躍の場を求めていたところに三菱地所に出会いました。三菱地所は事業領域の拡大に伴いセキュリティリスクも大きくなっていて対策を強化していくタイミングでした。
セキュリティエンジニアとして魅力に感じたのは、IT/OT両面のセキュリティに携われること。そして、事業規模のわりに組織が小さく、自分のやりたいことを実現しやすそうだと感じたことです。さらに、DX推進部はほぼ立ち上げフェーズであり、多くのことにチャレンジするチャンスがある。そう面接で実感できたのが入社の決め手になりました。

自分の仕事がリアルな世界と
つながっている
入社後、インシデント対応のための準備・ベンダー調達、インシデントを検知するEDRのグループへの導入・運用・支援、脆弱性に関わる情報収集、グループ従業員に対するセキュリティ教育などに携わっています。従来ユニット内の一チームだったのですが、2022年4月から「サイバーセキュリティ推進室」として独立。「三菱地所デジタルビジョン」の中でも重要な位置を占めています。
とはいえ少数精鋭体制という点は変わりません。入社してあらためてわかったことのひとつが風通しの良い社風です。思ったことを発言しやすく、実行しやすい環境は、セキュリティの観点からも大切だと思います。また、大丸有(大手町・丸の内・有楽町)や横浜みなとみらい、プレミアム・アウトレット、ザ・パークハウスなどのマンションや戸建て住宅など、かかわるフィールドが身近で、わかりやすいという点もモチベーションにつながっています。自分の仕事1つひとつがリアルな世界にひもづいていることを日々実感でき、誇りを持って取り組めます。
ダイバーシティ&インクルージョン
をDX
三菱地所には業務時間の10%以上を通常業務以外の活動にあてる「10%ルール」があります。私はこの制度を利用して、サステナビリティ推進部が主体となって進めるダイバーシティ&インクルージョンの取り組みに参加しています。最近ではインタビュー動画を撮影し、YouTuberデビューもしました! 今後はDXという軸も活かしたダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを企画し、このまちに影響を及ぼせるような活動をしていきたいと考えています。
『三菱地所デジタルビジョン』でも共通認証基盤『MachiPass』やオープンなプラットフォーム『MELON(Mitsubishi Estate Local Open Network)』が核となっていくことが謳われていると思いますが、それらに加えてマルチクラウド基盤、データ連携・分析基盤など様々なITシステムが導入されています。もちろんその他にも業務系のシステムなどもDX推進部では所管しているため、セキュリティ上の課題はたくさん出てきます。そうした中でも、部署や会社を超えた連携のとりやすい社風、大きな裁量をもってプロジェクトをリードしていける環境は強みになります。「日本一強いセキュリティ部隊をつくろう」という志をもった仲間をもっと増やしていきたいですね。