
私たちの鼓動
総合職/仕事編
ERINA TATEMATSU
大手町・丸の内・有楽町を
イノベーションの種が芽吹くまちに

2019年入社
イノベーション施設運営部
プロモーションエコシステム推進ユニット 副主事立松 絵梨奈
休みが3日あれば弾丸で海外旅行に出かけるほどの旅行好き。出張を含むとほぼ毎月のように海外に足を運んでいる。「さすがに行き過ぎかも」と時折考えるものの、カレンダーを見るとやっぱり計画してしまうという。「最近訪れた中で印象的なのはバヌアツとスリランカとギリシャ!」とのこと。

開発プロジェクトの
迫力に圧倒されて三菱地所へ
新卒で銀行の総合職に就き、6年間勤めました。三菱地所への転職を決意した大きなきっかけは、ニューヨーク駐在中に大規模な開発プロジェクトを目の当たりにした経験です。それまであまり注目されていなかったエリアが、プロジェクトの竣工を機に人が集まり、一大スポットとして賑わっていく様子を見たとき、そのダイナミズムに圧倒され、不動産開発に興味が芽生えました。もちろん銀行には銀行のやりがい、面白さはありましたが、当時の自分の立場では、お客さまとの接点が間接的であることが多く、仕事の成果がどのように社会に影響を与えているのかを肌で感じる機会が限られていました。そこでもっと人の生活や感情に直結した仕事をしてみたいと考えたことも、転職を決意した理由の一つです。
また駐在中に仲良くなった人の中に三菱地所の社員がいたのですが、彼がよく「自由闊達で、フラットで、やりたいことが実現できるいい会社だよ」と話していて。自分の会社のことを誇らし気に語る人に出会い、三菱地所という会社に強く心を惹かれました。実際に入社すると、のびのびと、自分らしく働くことができていて、あの時の友人の気持ちがよく分かるようになりました。

異業種への転職で
直面した葛藤と困難
入社後、ビル営業部グローバル営業室に配属され、営業担当として、当社所有物件に主に外資系企業を誘致する業務に携わりました。まったく異なる業界への転職だったため、新入社員に戻ったつもりでゼロから仕事を覚えていきました。そうはいっても現実は中途入社であり、入社した瞬間に後輩がいる立場。どのように自分の価値を発揮すればいいのか分からず、心の中は焦りや悔しさ、後ろめたさを感じたこともありました。
とくに苦労したのが営業に対する姿勢の違い。銀行でも貸金営業に一時期携わっていましたが、そのときとは異なり、営業するもの(ビル営業の場合、床や区画)が有限。複数のお客さまから同じ区画に要望が入れば営業案件のバッティングも当然起こります。単に「貸す」ということだけでなく、お客さまの要望を最大限叶えながら、限られたスペースを上手に活用するにはどうするべきか、チームで戦略を立てながら全体で進めていく必要があります。チームプレーも重要な要素となるため、前職で培った感覚をリセットし、新たな視点で取り組むことが求められました。

アカデミアとの連携で
大丸有の未来を拓く
入社4年目にイノベーション施設運営部に異動しました。この部署のミッションは大丸有エリアを起点に「イノベーションエコシステム」を形成していくことと、大丸有エリアの将来を見据え、ビジネスチャンスを「種まき」すること。具体的にはハード面だとスタートアップ企業向けのインキュベーションオフィスの開発や運営、ソフト面だとコミュニティづくり(スタートアップ企業同士・または大企業とスタートアップを繋げるプラットフォームの運営、イノベーションエコシステム形成に資するプレーヤーとの連携強化)を行っています。そのなかで私はプロモーションエコシステム推進ユニットに所属し、東京科学大学(旧 東京医科歯科大学)とのライフサイエンス領域オープンイノベーションプラットフォーム「tip」を中心に、入居企業向けのイベントや研修企画、オウンドメディア「xTECH Web」運営をはじめとした部内広報全般を主に担当しています。
現在の業務のやりがいは、成長著しいスタートアップの方々と直接触れ合えることです。彼らのアイデアや描く未来像は非常に先進的かつ新鮮で、刺激に満ちています。もう一つのやりがいはシンプルにワクワクすること。「tip」の取り組みの一環として、2024年4月に東京科学大学内にラボを開設したのですが、都心のラボが不足するなか、都心で、かつ臨床の現場に隣接した実験環境を整えられたことで、想像以上の盛況に。まだ規模は小さなラボですが、ここから画期的な研究や新たな技術、素材が生まれるのが楽しみで、心からワクワクしています。

まちを舞台に
ワクワクする仕掛けをつくりたい
現在の業務は、建物そのものをつくっているわけではありませんが、そのまちで働く人たちや訪れる人たちにどのような価値を提供できるのか、その「ソフト面」を設計する仕事だと考えています。これも重要な開発であり、まちづくりの一環。そのため入社前のイメージともそれほど大きなギャップは感じておらず、むしろ抱いていた「まちづくりに関わりたい」という想いが、今の業務を通じて確実に形になっていると感じています。
私がつくりたいのは、来て楽しいだけでなく、「ここにいると何かができそう」「何かが生まれそう」と感じられる、期待感を演出できるまち。これからも人をワクワクする仕掛けを、大丸有を舞台にたくさんつくっていきたいと思っています。日本一の企業集積を誇るまちだからこそ、この場所が持つパワーやポテンシャルは計り知れません。ここに集う人々のそれぞれの「志」が、多様な形で実現されるような仕掛けをつくり出すことで、まち全体がコラボレーションやイノベーションの舞台として進化していければと考えています。今後もスタートアップやアカデミアとの連携を深め、イノベーションの種が芽吹く環境を育てながら、まち全体を「未来をつくる場」として成長させていきたいです。
私の勝負メシ

もうひと頑張りしたい疲れたときも、逆によく頑張った!というときも、「激辛×薬膳」メニューが食べたくなります。一人の場合は麻辣湯を楽しみ、同僚や友人を誘うなら火鍋を囲んでリフレッシュします。火鍋は白湯スープも選べるので、辛い物が苦手な人とも一緒に楽しめるのが嬉しい!
