INDEX
得意や興味を探求しながら、
様々な目線でまちづくりを
Introduction
業務職の担当業務が決定されるプロセスは?リーダーとのコミュニケーションの在り方は?等、業務職のリアルを上下の関係性にフォーカスを当てて語ります。
Member Profiles
座談会メンバー
-
ユニットリーダー
熊野 雄介(くまの ゆうすけ)
1997年入社
イノベーション施設運営部 OCA TOKYO事業推進室長ビル営業部、商業施設営業部、xTECH営業部、丸の内開発部、運営事業部、フレキシブルワークプレイス事業部を経て現部署へ。OCA TOKYOの立役者。
-
業務職
平井 裕美子(ひらい ゆみこ)
2020年入社
イノベーション施設運営部 業務副主任金融機関で営業を経験後、大学時代から興味のあったスタートアップ・中小企業の成長支援に複合的に携われる三菱地所へ。業務職の多様な挑戦ができる点が決め手に。
-
業務職
井竿 千鶴 (いざお ちづる)
2023年入社
イノベーション施設運営部 OCA TOKYO事業推進室 業務副主任不動産運営管理会社、広告制作会社を経験した後、大学で専攻していた都市開発や前職でのアートを通じたまちづくりプロジェクトの経験を活かせることから三菱地所に転職。
Talk
業務職×ユニットリーダー 座談会
CHAPTER 001
立ち上げ期を支えた冷静なサポート

-
熊野: 僕たちのチームが運営しているOCA TOKYOは、丸の内にある会員制プライベートクラブ。日本には伝統的な会員制クラブはありますが、OCA TOKYOには格式ばったルールや厳格なドレスコード、閉鎖的な空気も存在しません。日本でも唯一無二のソーシャルクラブです。職種も経歴も年齢も多種多様な人たちが集うことで、新しい価値が創出されている場になることを目指しています。
井竿: OCA TOKYOは熊野さんを中心とした三菱地所の社員がゼロから立ち上げた企画ですし、三菱地所の中でもかなりユニークな事業ですよね。私は運営フェーズに入ってからの加入ですが、立ち上げ当初は平井さんが担当していたんですよね。
平井: 当時、施設の入るビルはまだ建設中で、OCA TOKYOの基本コンセプトが固まってきたくらいのタイミングでしたね。今は多くのメンバーで賑わっていますが、開業時の2021年は30名ほどでスタートしました。
熊野: 総合デベロッパーに入ったのに、個人を対象とするプライベートクラブの立ち上げに関わるなんて、驚いたんじゃない?
平井: OCA TOKYOは三菱地所でも前例のない取り組みですし、ゼロからの立ち上げという答えのないプロジェクトだったので、毎日が新鮮で刺激的でした。それに業務職でありながらも関わる範囲が広く、様々なチャレンジができる環境は、入社前に抱いていたイメージとはいい意味でギャップがありましたね。
熊野: 立ち上げのバタバタな日々のなか、想定通りにいかないこともあったけど、平井さんはいつも冷静に問題点に気づいてくれるんだよね。そのポイントが的確で、軌道修正が必要な場合でも落ち着いてチームを支えてくれたので本当に助けられたよ。
CHAPTER 002
運営の鍵になるエンドユーザーの視点

-
井竿: 平井さんが産育休に入るということで、引き継ぐ形で私がチームに加入しました。今はチーム全体のバックオフィス業務を担いながら、OCA TOKYOの施設案内や関係者のアテンド対応等の営業サポートや入会手続き、加えて、施設内のアート作品の販売・管理も担当。さらに、月4~5回開催されるイベントにも参加し、メンバーの皆さまとの関係性強化にも取り組んでいます。
熊野: 運営フェーズに入っている今は、井竿さんの「自分がメンバーだったら、こういうことが嬉しい」というメンバーの気持ちを代弁するような視点が大事な気づきを与えてくれているよね。
井竿: メンバーの皆さまと接する機会が多いので、それを活かせているのかもしれません。
熊野: 二人にはメンバーの皆さまがより快適に使えるよう、館内ルール等のレギュレーションの調整や仕組みの改善にも取り組んでもらっている。一般的な施設では、ただ飾っていることが多いアートも、OCA TOKYOでは「メンバーがアーティストを応援する」というコンセプトのもと、アートを購入できる仕組みをつくったり、館外のアートツアーやアーティストのアトリエに行ったり。メンバーの皆さまに、どうすればもっと身近にアートを感じてもらえるかという視点で、企画から実行まで担ってくれているね。
CHAPTER 003
裁量の大きさがやりがいと成長の源
-
平井: 先ほどの熊野さんの話に通じるんですが、裁量の大きさには良い驚きがありました。鮮明に残っているのが次年度の担当業務を決める面談。当時、最初にお話をいただいた業務は力を発揮できるイメージがどうしても持てず、それを思い切って伝えたら「アートマネジメントだったらどう?」と提案してくれて。「興味があります」と伝えたら、じゃあそうしようって即断。実際にほぼ全ての権限を与えてくれた上で、任せてもらいました。
井竿: すごく熊野さんらしいエピソード!
平井: 今担当している新丸ビル内のスタートアップ向け施設「EGG」でも、新たな会員制度の立ち上げに携わっていますが、OCA TOKYOで様々な経験ができたからこそ、新たな取り組みにも積極的に挑戦できると感じています。この裁量の大きさは、三菱地所の文化として根付いているのではないでしょうか。
熊野: 三菱地所の事業領域が広がるにつれて業務職が担う範囲は一層広がってきているし、フロントに出てもらう機会も増えているよね。だからこそ本人のやりたいことや関心事をふまえ、成長したいベクトルをベースにした業務設定がとても重要だと思う。どこまで裁量を持ってもらうかは責任にもつながってくるからケースバイケースだけど、同じ目的を持ち、同じプロジェクトを動かしているなかで、業務職も総合職も同じように得意領域や興味を活かしてもらいたいと思っている。
CHAPTER 004
それぞれのチャレンジを通して、一緒にまちづくりに向き合う

-
平井: 普段の熊野さんとの関係性も、かなりフラットですよね。
井竿: 遠慮して話したことがないかもしれない(笑)熊野さんの人柄ですよね。
熊野: デベロッパーの業務にはマニュアル化できない面がたくさんある。だから、できる限りチームの中でコミュニケーションをとって、感覚を共有することを大事にしたい。
井竿: 業務職も総合職も、メンバーもリーダーも、チーム全員で同じ目的に向かっている。コミュニケーション量は、かなり密かもしれないですね。
平井: 意思疎通ができているからこそ、私たち業務職もプロジェクト全体の進捗を把握した上で、時には実行部隊としてプロジェクトを推進する等、最適な立ち回りができます。そしてそれが達成感とやりがいにつながっているんです。
井竿: 総合職のメンバーはクリエイティブなことや、新しい領域へのチャレンジが求められる。そこに集中してもらうために私たちが巻き取れることってたくさんあると思うんです。日々みんなの動きを見ながら、自分に何ができるかを考える。これは常に意識していますね。
熊野: 二人に共通しているのは、その抜群のサポート力と場を明るくする力。OCA TOKYOの業務も、結局のところ人が重要だから。チームをはじめ、メンバーや関係者のムードメーカーも担ってくれて、もう二人とも存在に感謝だよ。
平井・井竿: ありがとうございます。
平井: 熊野さんのサポートあってこそだと思っています。
熊野: 志を持って三菱地所の門を叩いてくれたからには、職種に関係なく、一緒にまちづくりに向き合っていきたい。チャレンジできるフィールドはたくさんあるから、リーダーとしてそれぞれの志とマッチングするサポートをしていきたいと思っているよ。
